福山雅治のドラマ「ラヴソング」(フジテレビ系)の平均視聴率が下がり続けている。初回10.6%、第2話9.1%、第3話9.4%、第4話8.5%と推移した。
「番組スタート前にバラエティ番組でドラマの番宣をやってはみたが、一向に盛り上がらなかった。フジテレビはすでに福山ドラマに見切りをつけ、早々と7月スタートの月9のPRを開始。桐谷美玲とイケメン俳優らの制作発表会見を生配信するなど、視聴率の獲得に躍起ですね。月9史上最低視聴率を更新しそうな福山ドラマを、まるで『なかった』ことにしようとしています」(テレビ雑誌記者)
そこで心配されているのが、6月のフジテレビの株主総会と、10月公開の福山主演映画「SCOOP!」の討ち死に予想だ。2013年6月にトップに就任した亀山社長は人事異動と長寿番組打ち切りなどで大ナタを振るったが、結果を出せずにいる。看板ドラマである月9の爆死で、社長退任の声も囁かれている。
「日枝会長の強力な後ろ盾があるのですぐさま社長退任ということはないでしょうが、株主総会当日の大荒れは間違いなさそうです」(スポーツ紙記者)
10月公開の映画は「バクマン」「モテキ」などのヒットメーカー、大根仁監督の新作。福山が演じるのは酒、女、ギャンブルに目のない借金持ちの中年パパラッチである。福山は「ずっと演じてみたかったタイプの役」とノリノリだが、髭面の小汚い扮装で、ハラスメント発言常習者という設定だけに、どこまで受け入れられるやら。コンビを組む新人記者(二階堂ふみ)との濃厚シーンもあるそうで、これまでのさわやかイケメンのイメージとは真逆の問題作だという。
ドラマに引き続いてここでもファンにソッポを向かれるかもしれない。
(塩勢知央)