長澤まさみや北川景子、武井咲、紗栄子らのプライベート写真を覗き見したとして、警視庁サイバー犯罪対策課が29歳の男性を逮捕した。今をときめく女性タレントの個人的な写真が勝手に見られるとは穏やかではない。事件の概要を一般紙記者はこう解説する。
「犯人は女性タレントのSNSやクラウドストレージにアクセスし、誕生日などから推測したパスワードを片っ端から試して正しいパスワードを入手していました。アカウントにアクセスできれば、メッセージは全て読むことができますし、写真も閲覧できます。今のスマホには写真を自動でアップロードする機能があるので、撮った写真は全て見ることができますね」
こうして集めた不正なIDとパスワードはタレントを含めて1000人分。根気のいる作業をこれほど続けたということは、よほどいいものが見れたのだろう。
「以前、アメリカでこれとまったく同じ手口の犯行があり、ハリウッドセレブが服を脱いでいる写真が流出する事件が起きました。今回の犯人も写真の一部を自分のパソコンに保存していたそうで、その中には他人に見せたくない写真があったかもしれません。それらが一歩間違えば流出していた可能性がありますが、さいわいにもパソコンから外部に流出した痕跡はないとのことなので、女性タレントたちは胸をなでおろしていることでしょう」(前出・一般紙記者)
ちなみにあるサイトが実施したアンケートでは、20代の女性で服を脱いだ姿、もしくはランジェリー姿で写真を撮ったことがある人は7人に1人の割合という結果だった。1000人の女性タレントがいれば、約140人がハレンチな写真を撮っている計算になる。
今回はタレントが被害者だったが、一般人が巻き込まれる可能性も十分にある。そうならないためにはどうすればいいのか、パソコンのセキュリティに詳しいIT技術者はこう話す。
「まず、誕生日や車のナンバーなど簡単に推測できるパスワードは今すぐにやめましょう。そして、定期的にパスワードを変えることです。また、SNSやクラウドサービスなどのパスワードを別々にすることですね。同じだと1つのサービスに忍びこまれると他のサービスにもアクセスされてしまいますから。ですが、一番いい対策は『そもそも服を脱いだ写真など撮らない』ということだと思います」
肝に銘じておくと共に、女性タレントたちにも教えてあげたいものだ。