みのもんたが、唯一レギュラー出演中の「秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ)を降板し、今夏の参議院選挙に出馬するとの観測が流れている。知名度の高さから善戦の予想もあるが、そんなみのに対して「出馬の資格なし!」と断罪する声があるという。週刊誌の記者が語る。
「みのは芸能活動のかたわら、家業で水道メーターの製造販売を行う『ニッコク』の社長を務めています。そのニッコクは過去に何回も談合疑惑で問題になり、公正取引委員会から排除勧告を受けたほか、東京都や川崎市から損害賠償を請求されたことも。そんな企業の社長が政界に打って出るなど言語道断だということです」
現職議員が経営する企業で同様の問題が発生したら、辞職を迫られるのは必至。当時は「お飾り社長だから」と逃げ回っていたが、いざ出馬となれば問題が再燃することは避けられないだろう。さらに、みのを巡る現在の状況が追い打ちを掛けるとの指摘もある。前出の週刊誌記者が続ける。
「みのは2007年、東京五輪招致大使に任命されています。損害賠償を請求した東京都から重要な役目を頼まれるという異様な構図でしたが、10本以上のレギュラー番組を抱える絶大な知名度を見込んだのは明らかでした。しかし今ではテレビ出演も激減し、すっかり過去の人に。談合疑惑が再燃しても擁護してくれる人はほとんどいないでしょうね」
社長業については今秋にも同年代の社員に譲ると表明済み。不祥事でテレビ局を退職した次男もニッコクに入社しており、後継者の心配もない。72歳を迎える今年、そろそろ隠居を考えていいのではないだろうか。
(金田麻有)