お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志が9月30日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、酒気帯び運転中のひき逃げで東京地検から起訴された元モーニング娘。の吉澤ひとみ被告に関して、仕事への意識の低さなどを糾弾している。
すでに所属事務所との面談を行ったうえで、芸能界からの引退を発表した吉澤被告は、〈今回の私の行動は決して許されることではありません。なにより、怪我をされた方々に深くお詫びを申し上げます〉と謝罪。また、所属事務所も今回の事件が持つ“社会的影響の大きさを強く認識している”とし、双方の同意の元で吉澤被告との契約解除に至ったことを説明している。
こうした状況を受け、松本は「飲酒運転ひき逃げは論外」だと前置きし、「そもそも泥酔に近い状態で仕事に向かうという仕事へのナメた感じも(ある)。何の仕事だったのか。酔った(状態での)仕事でもいけるって思ったということですか?」と、疑問を投げかけると、「(一連の行為が)常習なのではと思ってしまうところもあるし、性格的にちょっとだらしないところがあるのかなぁとも思ってしまいます」と苦言を呈した。
「松本による、吉澤被告が酔ったままでもいけると思った事件当時の“仕事は何だったのか?”という疑問がありますが、それは9月6日にひき逃げ事故の約2時間半後に開始されたマクドナルド主催の『秋クルー採用キャンペーン』発表会です。このイベントに吉澤被告は先輩の保田圭と共に参加する予定でしたが、会場に現れたのは保田1人だけで、保田は吉澤被告が欠席した理由を『私も把握してないですけど、“急きょ都合で…”とだけ聞かされました』と語っています。この時点ではまだ吉澤被告が事故を起こしていたことは保田自身も本当に知らなかったのかもしれませんね」(テレビ誌ライター)
マクドナルドによるイベントのスタートは当日の午前9時半で、吉澤ひとみ被告が事故を起こしたのが午前7時頃とされており、松本が指摘するように、仮に通行人と衝突しなかったとしても泥酔状態で仕事に向かうというプロ意識の低さが垣間見えてしまった今回の騒動。所属事務所との契約を解除したことで責任の一つは果たされたのかもしれないが、今後もみずから犯した過ちを徹底的に見つめ直す必要がありそうだ。
(木村慎吾/写真:パシャ)