1988年にゲームセンターに登場すると、瞬く間にサラリーマンたちの心をわしづかみにした「テトリス」を覚えているだろうか。
その後、携帯ゲーム機の「ゲームボーイ」や据え置き機の「スーパーファミコン」でも登場し、一大ブームになったこのゲームを誰もが一度は遊んだことがあるはず。そのテトリスが実写映画化されるとアメリカのゲーム系ニュースサイトが報じ、全世界に驚きの声が挙がっている。まずテトリスをご存知ない人のために、ゲームライターが解説する。
「テトリスは旧ソビエトの科学者であるアレクセイ・パジトノフが開発したパズルゲームで、4つの正方形を組み合わせて作られた7種類のブロックを積み重ねていくゲームです。ブロックが横一列に揃うと消えるのですが、新たなブロックが画面上部から次々と落ちてくるので、どんどん消していかないと画面内にブロックがたまってしまう。上までいっぱいになったらゲームオーバーになります。テトリス以降、似たようなゲームが多数登場し、『落ち物パズル』と呼ばれるジャンルを築きました。言葉ではなかなか説明しにくいのですが、要はとてもシンプルなゲームで、画面には背景を除くと、ブロックしか表示されません」
そんなシンプルなゲームが実写化されるということで、話題になっているというわけだ。ゲームからは想像もつかないが、果たしてどんな映画になるのだろうか。
「ニュースによるとアメリカと中国の合作映画で、出演者は全て中国人。予算はなんと8000万ドルだそうです。製作には『モータルコンバット』のスタッフが関わるとか。壮大なSFスリラーになるそうです。うーん、これではどんな映画になるのかさっぱり分かりませんね(笑)」(映画関係者)
撮影が始まるのは2017年。公開は未定。クビを一本棒ブロックのように長くして待つとしよう。