道路交通法違反(無免許運転)で逮捕・起訴され、4月28日に懲役4カ月の実刑判決が下った元お笑いコンビ「ベイビーギャング」の北見寛明が、裁判では明かさず、今も黙ったままの「秘密」がある。
北見は所属事務所だった「よしもとクリエイティブ・エージェンシー」から契約を解除されたが、この「秘密」には複数の芸人が絡んでいた。吉本関係者が声を潜めて言う。
「そもそも無免許の北見に車を無理やり売りつけたのがIでした。で、そのIに売った、前の所有者がM。さらにMに売ったと言われるのが大物のMだった。つまり、芸人による転売を繰り返していた車だということです。もしIが北見に売っていなければ、北見は事件を起こすことはなかったということになります」
それにしても、なぜこうした転売をすることになったのか。吉本関係者が続ける。
「いってみれば、『縁起モノだから』。売れている芸人が所有していた車を持てば、自身も出世につながる、という意味での縁起モノです。お笑い界ではよくあることですよ。ただ、北見はこの件をひた隠しにしている。自分の事件に絡んで、先輩大物芸人の名前が出るようなことがあれば、非常にまずいことになるのでしょう」
誰が車を売っていたとしても事件そのものには関係ないとはいえ、ひとたび名前が出れば、マイナスイメージ拡散は避けられないだけに、口をつぐむのも当然といえば当然か‥‥。