元モーニング娘。の石黒彩が、5月19日に放送されたバラエティ「ヨソで言わんとい亭~ココだけの話が聞けるマル秘料亭~」(テレビ東京系)の中で、モー娘。時代は低収入だったと大胆告白するも、30日の自身のブログでそれを訂正し、謝罪した。
石黒はモー娘。初代メンバーとして活躍していたが、同番組では当時の月給について「20万くらいから保険とか引かれて、手元に13万くらいだった」と発言。「NHK紅白歌合戦」に出演したり、代表曲「LOVEマシーン」でミリオンセラーを記録するなどトップアイドルとして君臨していただけに、想像をはるかに超える薄給ぶりはすぐさまネット上で話題になった。
ところが、石黒はブログで「私の記憶は間違いで低収入ではありませんでした」と、番組での発言を全面否定。聞かされたこちらも目が点だが、それに続けて「家賃、光熱費、交通費等、生活にかかるお金は全て事務所が負担してくれていて、多額のボーナスも頂いていました」と説明。どう間違ったら番組での発言になるのかわからないほど、事実とは異なっていたようだ。
また、番組内ではグループ脱退を決意した時、事務所から金銭で引き止められたと話していたがこれについても否定。しかし、誰が聞いても「これは絶対に何かある!」と疑ってしまうほどの不自然さ。この謝罪には注目が集まり、様々な憶測を呼んでいる。
「石黒の発言で当時の所属事務所であるアップフロントプロモーションのイメージが下がることは明白でした。やはり、アップフロント側から何らかの圧力がかかったと見るのが妥当ではないでしょうか。石黒は現在では所属事務所が違うとはいえ、卒業後もモー娘。OGで結成されたユニット・ドリームモーニング娘。の日本武道館公演にゲストとして出演するなど、その関係性はゼロではありませんからね」(アイドル誌ライター)
それにしても露骨な前言撤回。ネット上では「舛添級に真っ黒」「これも厳しい目で精査する必要があるだろ!」など、悪名高き都知事になぞられる始末。誰もが釈然としていない点ではまったく同じだ。
(田中康)