8月5日に開幕式が行われるリオデジャネイロ五輪を控え、国内各局でも中継キャスターが発表され始めた。
NHKは杉浦友紀アナが現地入りするほか、フジテレビでは宮澤智アナ、テレビ東京は秋元玲奈アナによる現地リポートが決定。中継でどう五輪を盛り上げてくれるのか期待が寄せられている。
そんな中、リオ五輪を伝える女子アナ本人たちから「できることなら断りたい」「正直、行きたくない」というネガティブな声が噴出しているという。大手広告代理店スタッフが言う。
「今回ほど女子アナウンサーに毛嫌いされている現場はありません。どの局からも同じような話を聞いていますよ。ある局の女子アナにいたっては、ブラジル行きが決まった瞬間、嫌すぎて号泣したといいますからね」
なぜそこまで女子アナたちに敬遠されるのか。前出の広告代理店スタッフが続ける。
「これまでの五輪では、アナウンサーも制作スタッフも『現地から伝えたい』という共通する気持ちがあったのですが、今回は誰も行きたがらない。その理由は『ジカ熱』です。TBSでなかなかキャスターが決まらないのは『ジカ熱のせい』ともっぱらですよ」
ジカ熱は感染すると、母親が小頭症の新生児を産んだり、手足のまひを起こすギラン・バレー症候群を発症する危険性がある。男子ゴルフの松山英樹ら各国の有力選手が感染を危惧し、出場辞退を表明している。その恐怖は、女子アナたちを震え上がらせていたのであった。
(白川健一)