乃木坂46の人気楽曲をMr.Childrenの桜井和寿がカバーするという予想外の展開に、乃木坂ファンが大コーフン状態に陥っている。
桜井が乃木坂の楽曲を熱唱したのは、7月5日に日本武道館で行われた、JUN SKY WALKER(S)のベーシストで音楽プロデューサーの寺岡呼人が主宰するライブイベント「寺岡呼人presents Golden Circle 第20回記念スペシャル~僕と桜井和寿のメロディー~」でのこと。
観客1万3000人を前にして、桜井と寺岡、さらにキーボードを担当していたKを合わせた3人で歌唱したのが、乃木坂46の2ndアルバム「それぞれの椅子」に収録された「きっかけ」だった。
「『きっかけ』は同アルバムのリード曲で、乃木坂が最近出演した音楽番組でもよく披露するファンの間では“神曲”と評されている1曲です。昨年のNHK紅白で乃木坂が披露した代表曲『君の名は希望』をはじめ、『制服のマネキン』『羽根の記憶』などを作曲した杉山勝彦氏が作曲を担当。杉山氏は、乃木坂の総合プロデューサーである秋元康も“天才”と称賛するほどの才能を持ち、ファンからの人気も高い作曲家の一人です。その杉山氏も今回のライブで桜井がカバーしたことを聞き、自身のツイッターで『音楽の道に踏み込むきっかけとなったアーティストのひと方に届いて嬉しすぎる!』と喜びを爆発させています」(アイドル誌記者)
当然、この事件は乃木坂ファンにも大きな衝撃を与えており、「桜井、ありがとう!」「誰が聞いてもイイ曲だもんな」「ついに乃木坂も有名アーティストにカバーされる時代が来たか」など、まさに感動コメントが連打されている。
「同ライブでは尾崎豊やさだまさしの楽曲もカバーした桜井ですが、乃木坂の『きっかけ』を歌うことが決まったのはライブ当日。桜井が同日の早朝に寺岡へメールで、同楽曲を歌いたいとお願いして実現したことをMCで明かしています。そこまでして桜井が歌いたかった1曲ですから、すでに評価が高かった楽曲とはいえ、さらに箔がつきましたね」(前出・アイドル誌記者)
これが、乃木坂のさらなる飛躍のきっかけになることをファンは願っているようだ。
(石田安竹)