AKB48一期生の峯岸みなみが、写真集を含めると8年ぶりとなるフォトブックの「私は私 峯岸みなみフォト&エッセイ」を7月12日にリリース。この売れ行きが目を覆うばかりの惨状だという。オリコンが発表した7月18日付の週間写真集ランキングでは8位に留まり、推定売り上げ部数は650部となっている。
その峯岸は7月25日にフォトブックの「握手&お渡し会」を予定しているが、よもやこの会に参加するファンもほとんどいないということなのだろうか。ここでアイドル誌のライターが、ランキングの裏事情を耳打ちする。
「峯岸のお渡し会は、48グループのイベントをよく開催しているコーチャンフォーという店舗で実施されます。ここはツタヤのような大型複合店ですが、オリコンのランキング協力店に名を連ねていないため、同店での販売部数はランキングに反映されない仕組みなのです。写真集やフォトブックはイベントでまとまった数が売れますから、それをカウントしていないランキングを真に受けても意味がないでしょうね」
しかも単価が高くなる写真集やDVDのイベントでは、会場に足を運んだファンが最初の一回で「神イベント」かどうかを見定めるケースが多い。ここで神認定された場合、その場で対象商品を買い増しして何度もイベントに参加する「ループ」に突入するため、参加人数の何倍もの商品が売れることも珍しくないのである。
AKB48の場合、時間が長めとなる個別握手会でも一回当たりの接触時間はせいぜい10秒間程度。もし峯岸がフォトブックの購入者と数十秒間の接触を行えば、神イベント認定は確実なはずだ。ここは売上増大のためにもぜひ、何時間でもイベントを続けてやろうという気概を示してもらいたいものである。
(金田麻有)