SKE48の松井珠理奈が主演を務めるドラマ「死幣-DEATH CASH-」(TBS系)が、第2話で視聴率1.6%に急落した。この枠では前期に前田敦子主演の「毒島ゆり子のせきらら日記」を放送しており、こちらの第2話が2.3%だったことから、ネット民からは「珠理奈じゃあっちゃんにはかなわないのか」との声もあがるほど。だがアイドル誌のライターは、視聴率の差を生んだ原因は主演女優の違いではないと指摘する。
「松井の主演ドラマなら地元の名古屋で大々的にアピールして当然のはず。ところが『死幣』はなんと、名古屋を含む東海地区では放送されていないのです。前期の『毒島ゆりこ~』も放送されていなかったので条件は一緒ですが、地元の後押しがないのはあまりにも残念な状況でしょう。せっかく連ドラの初主演で気合いが入っている松井が気の毒でなりませんね」
TBSの系列局は名古屋ではCBC中部日本放送、大阪ではMBS毎日放送となる。このうち毎日放送では3週遅れながら8月3日に放送をスタートする予定だ。だがCBCでは「死幣」の放送時間に関西ローカルの「痛快!明石家電視台」を放送中で、今後も「死幣」を放送する予定はないのである。その理由についてテレビ誌のライターが耳打ちする。
「TBSとCBCは、東名の系列テレビ局では関係性が最悪だと言われています。そのためTBS制作の番組がCBCで放送されないことも多く、48グループ関連だと今年3月まで6年間続いていた『有吉AKB共和国』が、CBCでは2年で打ち切りになったことも。そんな関係のあおりをくらった松井はテレビ局の都合に翻弄されてしまった形ですね」
しかし地元の大スターである松井の主演ドラマなら、そんな仲違いは横に置いてでも、名古屋地区で放送してほしかったというファンは多いはずだ。そんな在名ファンの気持ちをないがしろにしたTBSとCBSは、視聴率低迷の戦犯とのそしりを免れないことだろう
(金田麻有)