「速報順位の結果に一喜一憂するのは、立候補したメンバーとにわかウォッチャーだけ。得票固めに奔走するコアなファンたちは、推しメンの『選挙対策本部』として、速報結果をもとに最終的な票読みや選挙を勝ち抜く戦略を練っているところです」
熱烈ファンを自称するアイドル誌ライターが語るのは、来たる6月6日に本番を迎える「第7回AKB48選抜総選挙」について。
「今年は開催地が福岡のヤフオクドーム。センター返り咲きを狙う地元HKT48の指原莉乃の速報1位は、誰にでも予想がつく結果でした。しかし年々、盛り下がり気味の総選挙をいろいろな力がこのまま終わらせるわけがありません。サプライズが必ずあります」
ある古参ファンによれば、サプライズの見当はほぼついているという。
「苦戦を予想されながら、80人の枠に27人を送り込んだのがSKE48でした。SKEはこの春のメンバー大量卒業でグループ崩壊の危機を迎え、48グループNO.2の地位も風前の灯に。そこで、ファンが本腰を入れ始めたんです」
速報で4位、昨年の速報3位より順位を落とし、非常に悔しがっていたSKE48のエース松井珠理奈だが、
「最終的に彼女が逆転トップになるというのが我々のグループの見解です」(前出・古参ファン)
この古参グループは、速報によりトップとの距離が完全に掴めたというのだ。あとはその距離を埋め、追い抜くだけ。
「SKE48にはもう一人、松井玲奈というWエースがいます。しかし今回は総選挙辞退。ということはその浮動票はどこに? 彼女の熱烈ファンは速報時点でまだ様子を伺っていました。ここからはSKEの存在感を見せつけるべく、一致団結してサプライズに向けた攻勢に出るはずです」
コアなファンたちの推理が現実となるのか、それとも‥‥。もはや恒例となったAKB総選挙からは、やはりファンならずとも目が離せない。