まもなくリオ五輪。注目の競技、選手は多いが、その中でも上位に挙げられるのが男子サッカーであることは間違いないだろう。開幕前にブラジル代表と練習試合を行い、開幕に向けて準備は万全。メダル獲得に向けて期待がかかる。
そんなサッカー日本代表に、元日本代表の中田英寿が水を差すような発言をしたことで、激しい批判の声が上がっている。
中田は7月29日、日本酒の表彰式に出席。会見でリオ五輪のサッカーについて聞かれると、「全くフォローしていないのでわからない。試合を見ていないので選手の名前も知らない」とばっさり。あまりの無関心ぶりに報道陣もあぜんとするしかなかった。
「以前から中田には『日本酒のアピールをする暇があったらサッカーをもっとPRしてほしい』という意見が出ています。それなのにこのコメントでは批判されるのも当然でしょう。いい大人なんですから、せめて『すべての試合を見ているわけではないので個人名は挙げないでおきますが、いいチームだと思います。頑張ってほしい』ぐらい言うべきでしょう」(スポーツ紙サッカー担当記者)
中田がここまで大きくなれたのはサッカーのおかげではないのか、恩返しもしないのかと憤るサッカー関係者が多いようだが、一方では「中田の態度は昔から何ひとつ変わらない」と言ってスポーツ紙のカメラマンが過去のエピソードを明かす。
「あれは中田が日本代表に招集される直前、19歳の時だったと思います。スポーツ紙数社が合同で彼にインタビューすることになりました。するとインタビュー中、ずっとガムを噛んでやる気なさそうに質問に答えているんです。これから日本を背負う選手がそれではいけないだろうと、紙に『インタビュー中にガムを噛むのはやめなさい』と書いてそっと渡したんです。すると彼は紙をチラリと見て、そこにガムを出し、自分に突き返してきました。驚くと同時に呆れたのを覚えています」
変らない中田イズムが身を滅ぼすようなことにならなければいいのだが‥‥。