法律違反薬物の使用と所持によって逮捕され起訴、追起訴された元俳優の高知東生被告が7月29日、警視庁東京湾岸署から保釈された。黒いスーツ姿の高知被告は、逮捕時にあった無精ひげを剃り、やつれた様子もなかった。
湾岸署の玄関から出てきた高知は、集まった報道陣に対し深々と頭を下げ謝罪。そして離婚届の件について聞かれると「早く(妻に)会いたいです」と答えるにとどまった。
逮捕から35日というかなり早い保釈だったのはなぜだろうか。社会部記者に聞いた。
「もともと“マトリ”が張っていたのは、高知と一緒に逮捕された五十川敦子被告だと言われています。高知は取り調べに対し、素直に応じ罪も認めた。逮捕時に、違反薬物を4グラムも所持していたことで“ただの使用だけでなく売人では”との疑惑もありましたが、そのあたりのことも調べはついたのでしょう。入手ルート等についても応じたのだと思います」
妻で女優の高島礼子とは、離婚が成立したと所属事務所が認めたが、今後高知はどうなるのだろうか。
「高島はご存知のように“姉御肌”で思いやりが深い人です。離婚成立で財産分与となれば、高知は相当の金額を手にするでしょうし、更生にも陰ながら手を貸すのではないでしょうか。ただ、高知にはそれに甘えて同じような過ちは2度と起こしてほしくないですね」(芸能ジャーナリスト)
8月31日に東京地裁で開かれる初公判で、高知被告と五十川被告が何を語るのか注目される。