テレビ朝日のスペシャルキャスターという立場でリオデジャネイロ五輪の現地を訪れている福山雅治に対し、視聴者から「いる意味があるの?」という疑問の声があがっているようだ。テレ朝の現地スタジオに陣取るものの存在感をまったく発揮できていないと、テレビ誌のライターもこう指摘する。
「アスリートでも本職のキャスターでもない福山が、競技の模様を伝えるスタジオにいる必然性が伝わってこないのです。しかもスーツ姿にメガネを掛けているため、パッと見では福山本人だとはわからないほど。たまに発言すると、まるでそっくりさん芸人がしゃべっているように感じてしまう有様です」
そのスタジオ中継で最も目立っているのは、やはり松岡修造だ。いつもの熱血ぶりに加えて、彼自身が五輪3大会に出場したオリンピアンなので、その発言には大きな説得力がある。それに対して福山はお茶の間の視聴者と同じような感想しか口にできないばかりか、場違いな発言でお茶を濁すばかり。
「開会式でカンボジア代表の猫ひろしが映った時に、『銀座を歩いている時に、ばったり猫さんと会ったことがある』とコメントしたのです。自分なりのエピソードを語りたかったのかもしれませんが、五輪の場にまったく関係ない個人的な体験を口にする姿には多くの視聴者が呆れていたことでしょう」(前出・テレビ誌ライター)
誰それに会ったことがある、という話題は酒の席ですればいい話。そんな与太話をわざわざリオから中継するために、福山を起用したわけでもなかろう。残りの五輪期間中、福山がさらなる迷言を繰り出さないことを祈りたい。
(白根麻子)