いまや一発屋の代名詞と化したお笑いコンビの8.6秒バズーカー。何を思ったか今年5月に活動拠点を大阪から東京に移し、8月19日には単独ライブ『8.7SecBAZOOKAA』を開催する。だが案の定というべきか、開催まで残り10日を切った時点でチケットが余りまくっているというのだ。お笑いに詳しいライターが耳打ちする。
「昨年、大阪と東京で開催した単独ライブのチケットがわずか1分で完売したのがウソのようですね。その栄光が忘れられないのか、今回の会場は1000人規模のキャパを誇る渋谷TSUTAYA O-EAST。東京での2nd単独ライブでさえ458席のルミネtheよしもとだったのに、倍の広さを持つ会場を選ぶとは正気の沙汰とは思えません」
人気低迷の現状なら、キャパ282人のヨシモト∞ホールで完売を狙う手もあったはずだ。だが「音楽や映像など細部にこだわったオール新作」を披露するためには、大型ライブハウスが必要との理屈だったのかもしれない。そんな二人について前出のお笑い系ライターはこんな裏話をささやく。
「先月のイベントでは共演したアイドルから『ファンでした』と過去形で言われてしまう始末。どんなに斬新なネタを用意しようとも、現状は『過去の一発屋』でしかないことを自覚すべきではないでしょうか」
あの「PERFECT HUMAN」で奇跡的な復活を果たしたオリエンタルラジオでさえ、定期公演はヨシモト∞ホールで開催していた。8.6秒バズーカーもそんなリズムネタの先輩を見習うべきかもしれない。
(金田麻有)