バブルの余韻を残した1990年代は、美乳アイドル大豊作の10年でもあった。バラエティや深夜番組にわんさか進出、時にはギリギリのエロスを見せてくれた悩殺姿も懐かしい。そんな彼女たちに、元気をもらいに会ってきたぜぇ~!
「結婚後も水着姿でイジられて…」(木内)
「復活ヌードが好評でうれしかった」(宮内)
グラドル急成長期の90年代。我々を魅了したあの黄金ボディは今も記憶に深く刻まれている。「ギルガメッシュないと」(テレビ東京)の司会だった木内あきら(39)と「出動!ミニスカポリス」(テレビ東京)の元リーダー・宮内知美(37)に当時のエピソードと“今”を直撃!
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──おふたりは同じ事務所だったんですよね。一緒の時間も多かったのでは?
宮内 事務所が借りてくれたマンションに隣同士で住んでいて、毎朝あきらちゃんの部屋に朝御飯を食べに行っていました。「あきらちゃん、おなかすいた~」って。
木内 英会話も一緒に習っていたので、勉強は知美ちゃんの家でやって、御飯は私の部屋で、と分担していました。
──じゃあ、つきあいは長いわけですね。初めて共演した番組は?
宮内 フジテレビの「天使のU・B・U・G」というバラエティ番組。一緒に温泉ロケに行ったりしたよね。
木内 他の仕事でも一緒にタイにロケに行って、レズビアンみたいな絡みのショットも撮った。
宮内 あれはちょっと照れ臭かったね~。
──水着の仕事で、大変だったことは?
宮内 大磯でやった水泳大会は大変でした。動きが激しいので水着がハイレグになっちゃう。飛び込み台から飛び込んだら、しばらく水中でズレを直してから水から顔を出すの。そうしないとモロ見えで出られない(笑)。
木内 私たちは水着出演が基本でしたからね。番組交渉も「この状況で水着になれる?」から始まるの(笑)。
──木内さんは「ギルガメ」のレギュラーでしたよね。
木内 いろいろムチャな企画をやりましたね。遊園地でパラグライダーに乗る企画では、勢い余って柵を乗り越えて、車道まで飛び出して危うくトラックにひかれそうになりました。
宮内 当時だから許されたんだよ。今なら絶対そんな危険なロケはNGだよね。
──宮内さんは「ミニスカポリス」で、いつもパンティが見えていた印象があるけど‥‥。
宮内 実は、オーディションの面接で「キミは番組でパンツを見せるのは嫌なの?」と聞かれて「嫌です!」ってきっぱり答えたんです。それが逆におもしろい! と。「じゃあ宮内はパンツ見せるの反対派リーダーでいこう」っていうことになって(笑)。「私が来たからにはみんなのパンツは見せない!」と言っときながら、結局、私が一番パンツ見えてた(笑)。
ヌードを断る理由がなかった
──そんな忙しい毎日でストレス解消法は?
宮内 サイパンロケに行った時、一緒だった友達のアイドルに勧められて現地のマッサージ店に行きました。私、マッサージそのものが生まれて初めてで、男の人がやってくれたんですけど、まず全部脱いでくださいって言われて‥‥。
木内 全部脱いじゃったんだよね(笑)。
宮内 そう、それで全身マッサージされて、胸もぐわんぐわん揉まれて‥‥。
木内 あとから、店を勧めたアイドルの子に「そんなの普通やらないよ!」って言われてね。
宮内 もう超ショック! グラビアアイドルだから、みんなここまでケアするのかなと思って、されるがままになっちゃった(笑)。
──おふたりともいろいろあったんですね。
宮内 今と昔では、グラビアアイドルの仕事の内容が全然違いますよ。昔は水泳大会とか、熱湯コマーシャルとか、体を張ってお笑いのようなことをやらされましたからね。
木内 私たちは番組でも水着が当たり前だったもんね。今の子は普通に洋服着て出てるし(笑)。
宮内 結婚にしてもそう。今のアイドルは、うまくママタレントに転向して成功しているけど、私たちは結婚=引退でしたから。ずいぶん違うな~と思います。
──ところで、おふたりとも結婚して一度芸能界を引退されていますよね?
木内 実は「引退宣言」してはいないんです。事務所を辞めたあとも「覚醒」というVシネに主演したりしていましたし。
宮内 私は24歳の時、仕事で知り合った元旦那と結婚したいと事務所に言ったら、それならば引退ということになりまして。でも、離婚してしまいましたけど。
木内 だけど、今思うと私たちがいたイエローキャブってすごい事務所だよね。前に、私が「永久脱毛したい」って言ったらあっさり「いいよ」ってお金を出してくれて。数百万する施術だったんですよ。
──結婚後は、どのような活動を?
木内 私はバラエティで「事務所に所属せずにどうするのか!?」というノリで“悲しいアイドル”キャラで出演したことがあります。水着姿でジョッキにキムチを盛られて「キムチあきらで~す」って(笑)。いろいろイジられました。
──宮内さんは離婚後、09年に映画「エッチを狙え!─イヌネコ。─」(ビデオプランニング)でヌードに挑戦されましたよね。
宮内 まず、アサヒ芸能のグラビアに「10年ぶりの復活」と銘打って出させてもらったんです。「私を思い出してもらうにはグラビアしかない」と思って。それからこの映画の話が来ました。ヌードシーンもありましたが、今の私には断る理由がないとお受けしました。
──抵抗はなかった?
宮内 ないと言えばウソになります。だけど、雑誌「映画批評」にも記事が載って女優として評価されたのがうれしかったですね。今は競馬のコミュニティサイト「ウマニティ」にもレギュラー出演しています。
──木内さんはエステティシャンを目指されているんですよね。
木内 私、エステが大好きで、20年エステに通い続けているうちに、自分もこの道を究めたいと思うようになって、基礎からきっちり学びました。もちろん女優業も両立させながらプライベートサロンをオープンさせるべく顔ツボの資格も習得して、イベントなどでも施術しています。
宮内 私もあきらちゃんのエステの練習台になったことが(笑)。あきらちゃんは、テンポはゆっくりだけど実はしっかりしているもんね。
──おふたりでまた共演するならどんな仕事をやりたいですか?
木内 おもしろい作品だったら何でも共演してみたいね。
宮内 アサヒ芸能でグラビア共演する?(笑)