数ある10月スタートのドラマの中でも、始まる前から注目を集めていたのが木曜21時放送の米倉涼子主演「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)と、その直後の22時から放送の天海祐希主演「Chef~三ツ星の給食~」(フジテレビ系)による「カッコイイ女優対決」だった。
しかし初回平均視聴率の結果は「ドクターX」が20.4%の好発進、かたや「Chef~」はまさかの8%と、“天海の大惨敗”となった。
「『ドクターX』が初回15分拡大だったため、『Chef』は22時15分スタートでした。これなら録画することなくテレ朝からフジへと視聴者が移動してくると思っていましたが、結果はわずか8%。20%とまではいかなくても、2ケタはいけると思ったのですが、まさかの大惨敗。近年、天海が主演した連続ドラマは『緊急取調室』(テレビ朝日系)が12.9%、『偽装の夫婦』(日本テレビ系)は12.13%と1ケタ台はありません。これには天海もプライドがズタズタ、相当ショックを受けたと思いますよ」(芸能記者)
敗因は一体どこにあるのだろうか? 視聴者からは「コック役の人たちの化粧が濃くて髪の毛がボサボサ。料理人としては不潔な感じがする」「食中毒出したら、まず店がダメになるはず。リアリティがない演出がやっぱりフジテレビ」などと指摘されているが‥‥。
「通常、第1話は“とりあえず観る”という人が多いのですが、1ケタ発進ということは、それだけハナから観ようという人がいなかったということ。始まる前から“フジのドラマには期待していない”ことの証でしょう」(テレビ誌ライター)
この惨憺たる結果に、第2話からどう盛り返すことができるのか。天海の実力が問われそうだ。