日本テレビ恒例「24時間テレビ」のスペシャルドラマ「盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~」で、主人公・加藤シゲアキの妻を演じた女優の沢尻エリカの演技が高評価を得ている。ネット上では「沢尻の演技力に加藤の演技が引っ張られていてめちゃくちゃいい」「涙なしでは見られない」などと絶賛。その底力を見せつけた形となった。
沢尻といえば、2007年公開の主演映画「クローズド・ノート」の舞台あいさつで、司会者の質問に「別に‥‥」と答え、マスコミや世間から総スカン状態になった過去がある。
しかし、「盲目~」の番宣として出演したトークショーでは、「別に」発言をわざと連発して笑いを誘ったり、「あの頃はいろいろ重なって、おかしかった時期なんですよ。自分も子どもだった」と、当時を振り返り心情を吐露して場を沸かせた。
そんな最近の“エリカ様”の変貌ぶりに視聴者からは「今さら良い子ぶるな!」「猫かぶるな」「性格はそうそう変わるものではない」「逆にキャラを偽ってるようでがイタい」など、冷ややかな声があがっているが、沢尻をデビュー当時から知る芸能記者は「大人になった」と評する。
「そもそも沢尻の評判が業界内で悪くなったのは、映画『パッチギ』第2弾のオファーを断わったことに始まったんです。当時は“恩知らず”とさえ言われていました。でも、今や30歳にもなったいい大人ですからね。沢尻も成長したってことですよ。演技力はあるので、人間関係さえうまくやれればオファーしたい監督は大勢います」
昔から、“性格は悪いが演技は抜群”という大女優は少なくない。沢尻もそういうタイプの女優なのかもしれない。