日刊スポーツが報じたお笑い芸人・有吉弘行とフリーアナ・夏目三久の熱愛報道に新展開だ。8月31日付のスポニチに夏目アナの独占インタビューが掲載され、「全て事実ではありません」と全面否定。日刊スポーツの記事について「あまりにひどい内容に大変ショックを受けました」と憤慨してみせたのである。
これで今回のスクープは事実無根として収束に向かうのか、それともやはり熱愛・妊娠は本当だったのか。日刊スポーツの出方に注目が集まるなか、マスコミ事情に詳しい週刊誌記者は、今回の報道合戦は大手マスコミによる代理戦争の様子を呈していると指摘する。
「熱愛・妊娠を全面否定するなら記者会見を開けばいいものの、なぜスポニチに独占させたのか。それは『朝日vs毎日』という図式で考えれば理解できます。日刊スポーツは朝日新聞系列で、夏目と有吉が共演していた『マツコ&有吉の怒り新党』もテレビ朝日の番組。一方で夏目アナが司会を務める『あさチャン!』は毎日新聞系列のTBSが放送しており、スポニチはその毎日系列なのです」
その「朝日vs毎日」という図式を前提に考えると、夏目アナの熱愛・妊娠が本当である可能性が高まるというのだ。前出の週刊誌記者はこう推測する。
「もし夏目が妊娠していたら、TBSの『あさチャン!』を降板する必要に迫られるので、系列のスポニチで第一報を打ちたかったはず。その特ダネを日刊スポーツに横取りされたのかもしれません。日刊ではテレ朝の『怒り新党』周辺から情報を得ていた可能性があり、記事にも自信がありそうです。ここで毎日vs朝日の図式が生まれたというわけですね」
これが夏目の言う通り、事実無根だったのであれば、朝日サイドはとんだ恥をかくことになる。大手マスコミのメンツがかかった報道合戦の行方は今後、さらに楽しみな展開を見せてくれそうだ。
(金田麻有)