今回で40回目を迎える「24時間テレビ40」(日本テレビ系)。メインパーソナリティーは嵐の櫻井翔、KAT-TUNの亀梨和也、NEWSの小山慶一郎で、初めて同一事務所のグループ越境トリオが務める。
1978年に幕を開けた同番組だが、その長い歴史の中では、“黒歴史”と言える事件もあった。テレビ誌の現役編集者は言う。
「僕が現場取材をした2006年のチャリティーマラソンランナーは、アンガールズ。田中卓也と山根良顕はともに180センチを超える長身ながらも、体重は50キロ台。“最弱ランナー”が売りでした。が、2人が走っている姿をモニターで観ていた芸人の声が流れてしまったんです。オフだと思っていたようで、『マジでひでぇな』、『気持ちわりぃ』と言いたい放題でした。声の主は、インパルスの堤下敦と板倉俊之。ドス黒い発言のすべては、またたくまにネットで拡散され、2人の好感度は一気に下がりました」
恒例のマラソン企画も、今ではいわく付き。西村知美が100キロマラソンに挑戦した2002年、午後6時すぎで残り30キロだったが、約1時間後には残り10キロになっており、世界記録を上回るペースになってしまった。この距離ゴマカシは、ほかランナーの時にもたびたび取り沙汰される。
「熱湯コマーシャルでバカ正直なリアクションを取ってしまったのは、07年の小島よしお。本家本元のダチョウ倶楽部がいる前で、熱い風呂にドボン。しかし、持ちギャグの『そんなの関係ねぇ~』をやりきってしまい、司会の爆笑問題・太田光に『熱いという前提が壊れちゃったよ』と言わせてしまいました。爪跡を残そうとした小島さんが、全芸人を敵に回した瞬間でした」(前出・テレビ誌編集者)
8月26日と27日に放送される今年の「24時間テレビ」でも「黒歴史」は作られるだろうか。
(北村ともこ)