「バラいろ──」では、グラドルが水着姿で天気予報を伝える、男性視聴者垂涎のコーナーが人気。民放キー局の情報番組では見られない光景だ。
「胸の谷間を見せながら、『明日は晴れです』って言っても、出演者も視聴者も誰も聞いていません(笑)。キー局でやったら怒られますよ。でも、大川さんは『天気予報が見てられないっていうのがおもしろいですよね』と大笑い。天気はスマホで調べる時代に、素人だからこそ、そのことに気づいて、天気予報のコーナーもおもしろくしちゃうのです」(長谷川氏)
大川プロデューサーが、みずからの番組作りについてこう語る。
「そもそもMXって誰も観ていないわけですよ。だから番組が取り上げられないとスポンサーがついてくれないので、まず話題優先で番組を作っています。子供の頃からポンコツ集団の中で育ってきたので、さんざん大人に怒られてきました。だけど、やったらダメだと言われることは、おもしろいってこともわかっている。そういうイタズラ心は、民放キー局よりも秀でているのかもしれません。忌憚のない意見が売りだから、出演者の発言も特に制限していませんが、ある番組でゲストが『家なんか買う人はバカだ!』と発言。その時、スポンサーが住宅メーカーだったので、お叱りを受けたこともありました」
前出の長谷川氏は、出演番組での「役割」をこう説明する。
「BPO(放送倫理・番組向上機構)に怒られたら番組が終わってしまうので私がブレーキをかけています。出演者はできるかぎり野放しにして、BPOの基準でマズイと思った発言が飛び出した瞬間、『ちょっと待ってください、それは違いますよ!』と言って止める。そうすれば、BPOに対して司会者は止めました、って説明ができるので。そのためだけに自分は出演していると思っています(笑)」
田中、本田より一足先にMXデビューを飾り、キワどい発言で本領発揮しているのは、今年1月末に日本テレビを退社して、マルチタレントに転向した上田まりえ(29)。4月から「5時に──」の月曜から木曜のアシスタントを担当している。9月8日の放送では、自分の乳首に言及した。
〈女性の73%が授乳などで、乳首の乾燥に悩んでいる〉
という新聞記事を紹介すると、コメンテーターの中瀬ゆかり新潮社出版部部長(52)が、
「私は残り27%のほうです。湿っていて大きさは巨峰くらい」
と、ぶっちゃける。司会のふかわりょう(42)に話題を振られた上田は、
「私も残りの27%です。乳首はしっとりしていて、干しぶどうというか、巨峰よりは小さめで‥‥」
と耳を赤くしながら答えるのだった。