「デリカシーがない」と、傷心のSMAPファンの怒りの矛先がフジテレビ軽部真一アナに向けられてしまった。
事の発端は、10月21日放送の朝の情報番組「めざましテレビ」(フジテレビ系)で、草なぎ剛が来年1月スタートのドラマ「嘘の戦争」へ出演するというニュースを軽部アナが取り上げたこと。
SMAPは今年12月31日をもって解散することもあり、ここで軽部アナは「元SMAPとしての初仕事となります」と紹介。表現としては間違っていないのだが、ファンからすればまだ解散していないにも関わらず、そう言われるのは傷口に塩を塗り込まれるようなもの。たちまち炎上することとなった。
「軽部アナとしては原稿を読んだだけですから、仕事をまっとうしただけ。しかし、SMAPファンの中にはいまだ解散取りやめという奇跡を信じてやまないファンもいるぐらいですから、ちょっと軽率でした。フジテレビでそれを言うのかという気もします。炎上するのは当然で、『元SMAP』が、この日のツイッターのトレンドに入るほどでした」(女性誌記者)
ファンからの軽部アナに対してのコメントはほぼ抗議文。「まだ解散してないのに勝手に決めないでほしい」「宣伝のつもりで言ってるとしたらファンのことを何も考えてない」「アナウンサーにここまで殺意を抱いたのは初めて」など、かなりキツめに叩かれている。
「軽快なしゃべりと個性的なビジュアルで、軽部アナは男性アナウンサーの中ではかなり認知度も高い。『ORICON STYLE』が毎年発表する『好きな男性アナウンサーランキング』では常連のような存在で10年のランキングで、2010年には2位にランクインしています。しかし、それ以降は徐々に順位を下げ、昨年12月に発表されたランキングでは10位でした。もし今年の年末発表でベスト10から消えるようなことがあるとしたら、今回の原稿がそのトドメとなったかもしれません」(エンタメ誌記者)
なんとも面倒な地雷を踏んでしまったことは間違いない。
(田中康)