10月9日に放送された「オール芸人お笑い謝肉祭‘16秋」(TBS系)の過激な番組内容が波紋を広げている。
石橋貴明が司会を務めた同番組では、平成ノブシコブシ吉村ら芸人40名が体を張ってクイズに挑戦。番組の至る所で芸人の“局部”が露わになり、ひっきりなしにモザイクが掛かるバカバカしさ満載の内容だ。
そんな同番組に対し、10月26日に放送倫理・番組向上機構(BPO)の「放送と青少年に関する委員会」が警告。特に過激だった「大声厳禁サイレント風呂」「心臓破りのぬるぬる坂クイズ」を対象として審議入りする事を決めた。
今回のBPOの対応に関して、業界内では注目が集まっている。放送作家が語る。
「『謝肉祭』は石橋さんが並々ならぬ意気込みで取り組んだ番組。ハナっからBPOと喧嘩する気で作っていますよ。長年、石橋さんは『自主規制だらけのテレビ界に一石を投じたい』という気持ちを持っていた。どれだけ警告を受けてもテレビ局が許す限り『超低俗番組』を送り出すでしょう。果たして石橋さんが干されるか、“テレビ界の風向き”が変わるか。今後に注目せざるを得ませんね」
石橋貴明が「超低俗番組」でBPOに仕掛けたガチ喧嘩。その行方は──。
(白川健一)