「アイドルだと思ってバカにしてました。ごめんなさい」と、そんな声が殺到している。
乃木坂46の超人気メンバーでありながら、突如、来年2月での卒業及び芸能界引退を発表した橋本奈々未が、グループ冠の番組「乃木坂工事中」で、MCのバナナマン相手に涙ながらに「引退理由」を告白。その実直すぎる言葉にファンはもちろん、アイドルを軽く見ていた親世代からも予想以上の反響があったようだ。
「アイドルになった理由が、裕福でなかった家計を助けるため。特に弟の学費のためという家族思いの理由に『今どき珍しいぐらい親孝行な娘さん』『弟さんも学費免除になるぐらい真面目なようで本当に立派な家族なんですね』『貧困家庭に希望をくれる話です』など、感動の拍手です。さらに、橋本ほどの美貌と知名度があればこのまま芸能界にいても十分やっていけるのに、そこにしがみつかないという確固たる意志に驚いたようですね」(女性誌記者)
もとから頭脳は明晰。小学生時代は全国模試で1位になったことがある橋本だけに、今後は「英語の勉強をしたい」など目標を掲げているが、「自分は表に出るより裏方が合っている」と自己分析も冷静。今後の進路はあきらかに芸能界のような派手な世界ではないことが予想される。それだけに引退発表後は「本当に2度と会えなくなる」と涙が止まらない日々を過ごしているファンも多かったようだが、番組での告白を聞いたことで「2月まで目いっぱい応援します」「自分の道を進む勇気を見習いたい」など、前向きコメントも急増。どうやら、その効果も絶大だったようだ。
ますます来年2月の卒業が注目を集めるはずだが、ファンは上を向いて笑顔で橋本を送り出すに違いない。
(平山リン)