米倉涼子主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)に、遠藤憲一演じる海老名外科部長が帰ってくる。
11月3日第4話が放送され、次回作の予告が流れ海老名が登場すると、視聴者からは「キタ──! 海老名っちカムバーック!」「今から楽しみやー」「海老名先生待ってたよ~!」など、歓喜の声が轟いた。遠藤は、第5、6話のゲスト出演なのだが、「最後まで登場してほしい」という声も多く聞かれる。
遠藤は現在、「ドクターX」の後の夜10時からフジテレビ系で放送されている天海祐希主演ドラマ「Chef~三ツ星の給食~」にも主要キャストとして出演している。
テレビ誌のライターは「視聴率を取るには、人気俳優をかき集めるだけじゃないことを証明した」と解説する。
「『Chef』も主演の天海をはじめ遠藤、荒川良々、豊原功補など演技達者な役者をそろえているのに、第4話の平均視聴率は5%を切ってしまった。一方の『ドクターX』は20%を超えています。いくら、録画で視聴する時代になったと言っても、この差は歴然。『Chef』の三ツ星シェフが給食に挑むという着眼点は面白いのに、いかんせんそこにたどり着くまでの経緯にやや無理がある。また、屋台を始めるにはそれ相応の手続きが必要なわけで、オープンしてから“フルコースは出せないと知る”っていうのもヘン。いくらフィクションとはいっても、あまりに現実離れしていると、視聴者からはそっぽを向かれます」
もはや、視聴者の目も知識も「演出です」の一言では誤魔化しきれない時代になったということなのかもしれない。