去る10月11日に再渡米を果たしたお笑いコンビ・ピースの綾部祐二が、念願の“初仕事”をゲットした。仕事内容は、アメリカで幅広くカジノホテルチェーンを展開している「シーザーズ・エンターテインメント」の総合型リゾートを紹介するPR動画。その中で綾部は、ラスベガスのシーザーズ・パレスでグラマラスな金髪美女との撮影に臨み、「ラスベガスでの米国デビューは、幸先がいいと思っています」とコメントした。
「『シーザーズ・エンターテインメント』は、ラスベガスやリノ、アトランティックシティにホテルを構え、米国各地でカジノを幅広く運営している大手企業です。綾部も初渡米の時には、ビザの関係でなかなか仕事の営業まで手が回らなかったものの、今回、このような企業の仕事をゲットできたのは、幸運だったのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
一時は「行く行く詐欺」などと一部マスコミでヤユされたが、これでやっと夢の実現に向って一歩を踏み出したわけか。だが、肝心の英語力は、あまり進歩がみられないようだ。
「渡辺直美がアメリカに留学した時は、語学力不足を補って余りあるダンスパフォーマンスがありました。ですが、綾部にはそういった“武器”が見当たりません」(放送作家)
さらに、綾部の“甘さ”を、指摘する声もある。
「昨年12月にバラエティ番組『ナカイの窓』(日本テレビ系)に主演した際、綾部は『ブラッド・ピットとかにツッコみたい』とアピール。するとゲストでハーバード大学出身のタレント・パックンに『ツッコミの技術は日本でしか使えない。アメリカにツッコミはない』と言われ、愕然としていました。英語力もさることながら、アメリカのお笑い界の知識も乏しすぎますね」(前出・放送作家)
そこで早くも、こんな噂がささやかれ始めている。
「アメリカでは、トランプ大統領が就任してからというもの、外国人は、簡単に働くこともままならない。ただ、吉本興業は中国、韓国、台湾などのアジア圏以外に、ロサンゼルスでもコンテンツビジネスを展開しています。いったんそこに籍を置いて、戦略を練り直してみてはどうかと言う声もあります」(女性誌記者)
“急がば回れ”なのかもしれないが、貯金が底をつかないうちに、現実的な判断をしたほうがよさそうな気もするが…。
(窪田史郎)