11月20日に行われた極楽とんぼの全国ライブツアーのファイナル公演で、山本圭壱が吉本興業に復帰することが相方の加藤浩次から発表された。
加藤によれば、10日ほど前に事務所社長と極楽とんぼとで話し合い、社長のほうから戻ってくるかと話を振られ、復帰が実現したという。
「7月に放送された『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)に出演して、あの騒動からちょうど10年で地上波に復帰した山本。同番組でその姿を見届けたロンブーの田村淳やココリコの遠藤章造ら、山本と親交が深い後輩芸人たちも今回のライブに駆け付け、事務所復帰を涙ながらに見守ったようです」(エンタメ誌記者)
この報告を受けたお笑いライブの来場者たちからは温かい拍手が送られ、極楽とんぼの再スタートを祝福するムードに包まれたという。ところが、ネット上の書き込みはことごとく事務所復帰に反対する意見ばかりだ。
「やはり解雇になった会社に戻れるということは、一般社会ではまずあり得ないことですから、この復帰は『芸能界が世間とは違うとてつもなく甘い世界』ということが改めて印象付けられた形です。そのため、『10年したら高畑裕太も復帰かな』『キングオブコメディも再結成するだろうね』『のりピーなんか来年は長者番付入りか?』など、山本うんぬんよりルールの“ユルさ”に辟易としたという声が連打されています」(エンタメ誌ライター)
以前から、視聴率も大苦戦中の「めちゃイケ」を救う最終兵器としても期待されていた山本。しかし、今回の本格復帰により「山本が出た瞬間、番組を消すようにする」という罵声が急増しただけに、今後は吉本のゴリ押しがどこまで通用するかにも注目が集まりそうだ。
(権田力也)