12月4日に放送された「M-1グランプリ2016」(テレビ朝日系)。漫才師日本一を決定するべく3503組のエントリーから勝ち上がった芸人がネタを披露した同番組は、関東で13.5%、関西で23.8%の平均視聴率を記録するなど、大きな注目を集めた。
今大会は、鰻和弘と橋本直による銀シャリが優勝したが、そんな彼らに対し、翌日には100件もの仕事のオファーが入ったと報じられるなど、早くも大きな反響が生まれている。ところが、「チャンピオン以上にブレイクに近づいた芸人」がいると、業界内で話題となっているのだ。お笑いに詳しい芸能プロ関係者が明かす。
「どのコンビもネタの完成度が高く、それぞれがインパクトを残しましたが、優勝した銀シャリよりも明らかにオイシイところを持っていった芸人がいましたね。それがスーパーマラドーナのボケ担当、田中一彦ですよ。ネタでも大ウケしていましたが、それ以外のトークでも存在感が際立っていた。ひ弱な外見もキャラ立ちしていて、視聴者ウケは抜群です。関西では以前から有名人ですが、いよいよ全国区の人気者になるタイミングが来たのではないでしょうか」
決勝で足跡を残した田中。大ブレイクの瞬間は間近のようだ。
(白川健一)