元女優の高樹沙耶(本名・益戸育江)の法律違反の薬物所持容疑による逮捕・起訴。そして、成宮寛貴氏の突然の引退とご難続きとなったのが、人気ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)だ。
その人気ぶりは本放送もちろんのこと、かつて、15時台に再放送されていたときでさえも視聴率は常に10%超え、時には20%も取ることもあったから、テレ朝も悩ましいところだろう。
「再放送でこれほどの数字を取るなんて、テレビ局にとってはかなりオイシイ」と芸能ジャーナリストは言う。
「再放送であってもCMは入りますから、当然その広告収入があります。しかもそこから、出演している役者にも再放送分として料金が支払われるんです。相場は自社制作のドラマなら、最初の出演料の1割くらい。それでも『相棒』のように何度も繰り返し再放送されれば、役者にとっては安定収入です。特に、そんなに目立つ役ではないが山西惇演じる角田率いる警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策第5課の刑事役の志水正義や、久保田龍吉のように、第1話からずっとレギュラー出演している役者にとっては、実にオイシイ収入になっているんです」
逆に言えば、高樹が出演した回は放送を控えるため、そこに出演していた人にしてみれば収入減。そうした意味でも高樹の一件は、主要な出演者だけにとどまらず、広く役者業界に波紋を広げているようだ。
ちなみに懸念されている成宮氏出演分のシーズン11~13に関しては、同局が12日「今後、放送します」と明かしているが、15日発売の「週刊新潮」「週刊文春」に掲載されるザ・グレート・サスケ氏による“告発記事”しだいでは、再び雲行きが怪しくなる可能性も否定できない。