読売新聞朝刊生活面に連載中の人生相談コーナー「人生案内」の12月13日掲載分がネットを騒然とさせている。
事の発端はツイッター上で該当記事の切り抜きとともに、「既婚の40代男性が職場の20代女性に恋してしまってどうしたらいいかと人生相談したら、それが新聞にのる読売新聞…笑 アドバイザーの的確さと冷静さがすごくいい。笑 当たり前だろ笑笑」とのツイートがあったこと。投書主の40代既婚男性は職場の20代女性が「私を見るたび何度も手を振ってくれる」「年の差を気にせず話もしてくれる」という状況だけで、「相手も私を悪く思っていないようだがどうしたらいいか」と質問しているため、回答者である作家の出久根達郎氏は「何もかもあなたの『幻想』です」とバッサリ斬ったうえで、ていねいかつ的確に「目を覚ませ」と説いているのだ。
「このやりとりがこれだけ話題になる背景には、似たような状況を体験したことがある女性の多さと、出久根氏の論理的な説明に爽快感があるからでしょう。バカバカしささえ感じる投書をあえて取り上げ、ジェネレーションギャップをつまびらかにした読売新聞社はあっぱれです」(他紙新聞記者)
この回答原稿を書いていた時の出久根氏はいったいどんな気持ちだっただろうか。