12月14日に放送されたバラエティ番組「人気芸人50人大集合!スキャンダルも大激白 無礼講の宴!大忘年会」(日本テレビ系)で、バイきんぐの小峠英二が下積み時代に先輩芸人であるザブングルの加藤歩から引っ越し資金の20万円を工面してもらったエピソードを明かし、まさかの号泣する姿を見せた。
小峠は当時、東京・調布市に住んでいたようだが、加藤は「郊外に住んでいたら売れるモンも売れへんぞ。もっと都心に引っ越してきて、テンションなり、モチベーションなり上げなくちゃいけないぞ」と、芸人仕事をするにあたって、フットワーク軽く動ける都心に住み、高い家賃を払ってストイックな環境で自分を追い込んでいくべきという芸人界では“常識”と言われるアドバイスをしたとのこと。
しかし、小峠は引っ越す資金がなく悩んでいたようだが、加藤は自身が三軒茶屋に住んでいることもあり、三軒茶屋に引っ越すのならという条件付きで現金20万円を手渡したという。
結果、その4年後にバイきんぐはキングオブコントで優勝。その優勝賞金で加藤に20万円を返済すると、加藤からは「こんなに気持ちの良いお金の返され方はない」と言ってもらえたとのことで、どうやら小峠はその当時のことを思い出し、感極まって涙してしまったようだ。
「単に自分の近所に仲の良い後輩を住ませたようにも思えますが(笑)、結局は返ってきた20万円も、加藤は返してもらうつもりはなかったようですね。でも、ポンと20万円を出せる加藤は『本当に男前』『いい先輩』だと書き込む男性視聴者が多かった。何よりも小峠が泣きながら感謝しているほどですから、それ以外にも加藤に助けられたエピソードがきっとあるのでしょう」(エンタメ誌記者)
ちなみに、厚切りジェイソンも加藤を恩人にあげる一人。厚切りは素人時代に会社を辞めて芸人になろうか悩んでいたとき、好きなお笑い芸人であった加藤のライブを観賞。そこで加藤に『メールをください』と書いた会社の名刺を渡したところ、本当に加藤がメールを送り、飲みに行くほどの仲に。そこで加藤は会社を辞めなくてもお笑い芸人を目指せる自身の所属事務所であるワタナベエンターテインメントの養成所を紹介。その後の活躍はご存じのとおりだが、厚切りは今でも加藤を師匠と慕っているという。
ネット上でも「びっくりするほど他人思い」「顔はブサイクだけど、性格はイケメンすぎ」など、加藤を称賛する声が多く聞かれている。きっと、事務所も加藤に感謝だろう。
(田村元希)