全国の中高生が応募した「私の折々のことばコンテスト2016」に27242点が寄せられ、大きな盛り上がりを見せた。1月6日発表の誰の言葉に励まされたか、どんな言葉だったかのアンケートでは、トーマス・エジソン(2位)、マザー・テレサ(6位)といった偉人や、マイケル・ジョーダン(9位)、イチロー(3位)らスポーツ界のレジェンドを押しのけて、昨年に引き続き元テニスプレーヤーの松岡修造がトップに輝いた。
一方、芸能界に目を向ければ、ベスト10からは漏れたものの、11位と12位に元AKB48の高橋みなみの「努力は必ず報われる」や、嵐のリーダー・大野智の「今、目の前にあることを頑張れないやつが、何を頑張れるんだ」がそれぞれランクインしている。
「高橋の言葉はAKB48選抜総選挙のスピーチで毎回熱く語ったことから、有名になりました。2017年版『たかみな日めくり 努力は必ず報われる』カレンダーにも使われており、いわば高橋のキャッチフレーズとなっている。また、大野の言葉は、NHK特番『嵐~15年目の告白~』で語られたもの。デビューした嵐が上昇気流に乗れずに苦しんでいた時のエピソードです。嵐結成前、京都で2年間、来る日も来る日もジャニーズの舞台公演を続けるなど地道な努力を続けてきた大野だからこその言葉でした。その後、日々の努力を忘れない、与えられた仕事に全力を尽くすというグループのモットーにもなっています」(スポーツ紙記者)
今後も有名人たちの熱い言葉が、多感な中高生たちに大きな影響を与えていきそうだ。
(塩勢知央)