「もっと攻めて欲しかった」というのが、視聴者の総意だろう。
1月12日放送のバラエティ番組「モニタリング」(TBS系)に元SMAPの木村拓哉が出演。番組レギュラー出演者で木村とも親交の深い俳優の笹野高史が、木村主演のドラマ「A LIFE~愛しき人~」の撮影現場に照明スタッフに変装して潜入し、それに木村が気付くかどうかというお馴染みのドッキリを敢行した。
このドッキリにはモニタリングファミリーで同ドラマにもチョイ役で出演する木下優樹菜が笹野のアシスト役に回り、笹野は木村の体を触ったりと様々なアプローチで木村に近付き、そのスリルを視聴者も楽しんだ。
しかし実は、仕掛け人は木村のほうで最初から笹野が潜入していることに気付いており、笹野たちがどういった言動をとるのかを観察する逆ドッキリ企画だったのだ。最終的には木村が買ってきたという設定のシュークリームを笹野が食べてしまい、シュークリームがなくなったことに木村がキレる演技を見せ、怯える笹野に種明かしをしてドッキリ終了となった。
ただ、木村が仕掛け人だったという結果についてネット上では、「なんだよ、キムタク仕掛け人かよ! つまらなすぎる」「キムタクがドッキリのターゲットなら面白かったけど、一気に冷めた」「キムタクを騙せる肝の据わったテレビ局があるわけない」「キムタクさんはドッキリNGか‥‥」といったコメントが連打され、視聴者はシラけきってしまったようだ。
「ドラマの番宣ということで、“仕掛け人”ということで無理やり了承してもらったのでしょうが、そもそも木村のプライドを傷つけたり、恥をかかせたりするようなドッキリでもないですし、そもそも“ドッキリ”と言える内容でもないですからね。視聴者の指摘のとおりテレビ局のビビリっぷりがクローズアップされただけでした」(テレビ誌ライター)
また、木村は同番組のファンだそうで、「俺、モニタリングで何か必要なときはいつでも」と再出演もノリノリだったが、ならば次回は盛大にドッキリを仕掛け、木村を顔面蒼白にさせてほしい。そうなって初めて、お茶の間から木村に拍手が贈られるだろう。
(田中康)