6月23日に放送されたバラエティ番組「ニンゲン観察バラエティ モニタリング」(TBS系)の中で、「もしも借り物競争中の子どもに、突然“貸してください!”とお願いされたら」という企画を行い、視聴者の注目を集めた。
「今回、番組は体操着を着た子供が街行く人に突然話しかけ、お題に沿った物を貸してもらえるかというドッキリ企画を放送しました。声をかけられた人の中には片方の靴を貸したことで、片足でジャンプしながら買い物する人や、サドルを持っていかれた人は、立ち漕ぎで自転車を運転する姿などが流されました」(テレビ誌記者)
お題が靴やサドルなど、他人に貸したら困るモノばかりだったため、1つのお題に対し3時間以上も子役が声をかけ続けるなど、番組では長時間に渡るロケが遂行された。
そんな中、企画の後半で子役が借りたある物に対し、視聴者から批判が上がったという。
「この企画では、靴などの人が身に着けている物以外に、ラーメン屋で食事をしている人からチャーシューを借りたり、『自慢話がある人を借りる』というお題では、なぜか店番をしている人ばかりに話しかけるなどしたため、視聴者からは『チャーシューなんて後で返されても食べたくない!』『食事中にこんなんやられたらキレる』『お店の人ばかりに話しかけて営業妨害じゃ?』『人の善意を踏みにじる番組』と厳しい声が殺到していました」(前出・テレビ誌記者)
2012年に放送が開始されて以降、今やゴールデンタイムの人気番組となった「モニタリング」。しかし今回の企画に関しては、人の善意を利用したものだったため、不快に思う視聴者もいたようだ。
(森嶋時生)