ある程度予想されていたことではあるが、やはり評価はパッとしないものばかりだった。
1月12日、香里奈主演の新ドラマ「嫌われる勇気」(フジテレビ系)がスタートしたが、その初回視聴率は8.1%と何ともビミョーな数字を叩き出している。
同作は“アドラー心理学”を解説したベストセラー書籍「嫌われる勇気」を原案とした刑事ドラマ。何より、14年に発覚したベッドでの大股開き写真で芸能界を干されたかけた香里奈が主演に抜擢されたことで注目を集めていただけに、やや拍子抜けなスタートとなった。
「フジテレビの木曜22時は最近、低視聴率連発中の枠。昨年放送された4つのドラマの初回視聴率と比べてみても、今回は2番目に高い視聴率です。ですから、おもわず合格点をあげてしまいそうですが、1年ぶりとなるドラマ主演ということでかなり話題になっていた香里奈を起用してこの結果ですから、制作側としてはガッカリでしょう」(女性誌記者)
スキャンダルが発生した翌15年、香里奈が巻き返しを図った主演ドラマ「結婚式の前日に」(TBS系)も初回は7.7%という今回と似たり寄ったりの数字。ところが、第2話の視聴率は4.6%と急降下したことで「香里奈は終わった」との声も上がっていた。
「第2話で視聴率を落とすドラマは珍しくありませんが、『結婚式』の落ち方は尋常じゃなかった。それだけに今回の『嫌われる勇気』も第2話でガクッと数字が落ちることが危惧されていますし、もしそうなれば本当に香里奈のドラマ主演はこれが最後になるかもしれません」(前出・女性誌記者)
肝心なドラマの評判もイマイチ。昨年7月期に同局で放送された波瑠主演のサスペンスドラマ「ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」の劣化版とも言われ、視聴者のコメントでも「初回を見たけどもうお腹いっぱい。次回からは見ないかな」「嫌われる前に飽きられちゃうかも」「このドラマで香里奈の復活はないと思う」など、全体的に手厳しい。
鬼門の第2話で、世間の予測をあざ笑うような結果が出せるだろうか。
(田中康)