1月15日に放送されたラジオ番組「爆笑問題の日曜サンデー」で、お笑いコンビ、ホンジャマカの石塚英彦が結成当初の爆笑問題の太田光と田中裕二の関係性に驚いたというエピソードを語り、話題になっている。
それは今から27~28年前のエピソードのようだが、太田が自分でコーヒーをこぼしておいて田中に拭かせたという内容のもの。田中は太田より1歳年上だが、太田はその際に「おい、小僧。お前、拭けよ!」と言い放ったというのだ。
それでも田中は太田がこぼしたコーヒーを黙って拭き、その関係を石塚が田中に尋ねると「いや、こういうコンビなんですよ」とポツリ。
「単に太田の言いなりになっていたのであれば、問題があるかもしれないが、実は太田がネタ作り担当で、田中が身の回りの世話をするという取り決めがコンビ内であったとのこと。元々はギャラの割合を『7:3にしろ』と太田が希望したところ、田中はそれを拒否。そこから身の回りの世話を田中がするようになったといいます。それでも、田中の人柄があったからこそできることだと思いますよ」(エンタメ誌ライター)
ネタ作り担当のほうが明らかに仕事量が多いため、爆笑問題のようにコンビ内で取り決めを定めているグループは少なくない。
「14年にブレイクした日本エレキテル連合も爆笑問題同様に白塗りメイクの朱美ちゃんを演じていた橋本小雪が相方の中野聡子の世話役をしていました。しかし、彼女たちの場合は同居していたこともあり、橋本は四六時中、中野の身の回りの世話や家事をしなければいけなかった。それが負担となったのか、橋本が中野の外出タイミングで夜逃げを決行。大いに揉めていたことが昨年8月に判明しています。現在はそれぞれ1人暮らしをしているようですが、橋本に全ての家事を任せていた中野は体調管理ができず10月末には肺炎で入院。その原因を橋本のせいにしているとのこと」(前出・エンタメ誌ライター)
ほかにも、サバンナでは高橋茂雄がネタ作りを担当する代わりに、相方の八木真澄はスポーツ新聞を用意したり、新幹線の移動で相方を寝かせて起こす係を担当。ロッチの中岡創一はネタを作る相方・コカドケンタロウの好きな甘いものを常備して、食べたい時に出してあげているという。
よくある芸人コンビ不仲説の一因がわかる話でもある。
(本多ヒロシ)