「メリハリをつけた」と胸を張って都の予算案を発表した小池百合子氏だが、今夏の都議選に向け多忙な日々を送る知事の「妖しいオトコ人脈」を独占キャッチ。噂の相手は、二枚目のボディガードで、片時もそばを離れない関係だという。俳優時代の“レガシー”を発掘するとともに2人の関係を探ると‥‥。
「小池百合子知事の身辺警護をしているイケメンの“SP”がいます。彼は極真会館の支部長を務める空手の達人で、小池知事も厚い信頼を寄せていると聞いています」
こんな政界関係者の証言により、小池氏の「専属SP」として常に付き添う男の存在が浮上した。彼と面識のある別の関係者はこう話す。
「小池知事のボディガードをするようになったのは、昨年夏の都知事選挙から。本人から聞いた話では、小池さんがある時、車にひかれそうになって、身を投げ出してその窮地を救ったことがあったそうです。この件をきっかけに、2人は急接近したと聞いています」
東京都知事の身辺警護には、警視庁警備部に所属する現職の警察官が付く。現在も複数のSPが小池氏の警護に当たっているが、彼ら本職の警官を差し置いて、
「現在も24時間態勢で小池知事に張りついて、都内にある小池知事の家にも、毎日のように通っていると親密ぶりをアピールしていました」(前出・政界関係者)
昼夜を問わず小池氏に寄り添っているという「専属ボディガード」はすぐに特定できた。田端和男氏(仮名)が登録している交流サイトのトップページには、小池知事とのツーショット写真が掲載されていた。別のプロフィール写真には街頭で支援者と握手する小池氏の背後にピッタリと張りつき、周囲に警戒の目を光らせる田端氏の姿があった。
年齢は40代前半だろうか。彫りの深い端正な顔だちは清潔感にあふれ、何より厚い胸元を持つ堂々たる体躯は、まさに「知事のボディガード」にふさわしい。
そして、この田端氏にはもう一つ別の顔があった。
「かつては空手の師範をしながら、俳優としても活動していました。90年代にはアクションの才能を見込まれて、数々のVシネのヤクザ系作品に出演。竹内力主演の極道作品に、中国マフィア役で出たこともあります」(芸能関係者)
小池氏のガードに携わる人物が「Vシネ俳優」だったとは驚きだが、さらに調べるとアダルト作品への出演歴が発覚。それは、痴漢を題材にした過激作だった。
──人気AV女優が演じる主人公の女性は、弁護士事務所で助手として働いているが、通勤中の痴漢被害に悩まされていた。さらにストーカーと化した依頼人の医師に追いつめられ、寝込みを襲われてしまう。手足を縛られて、乳房をもみしだかれながら、
「いやぁ‥‥」
と抵抗を試みるが、暴漢の腕力にはあらがえない。その窮地を救ったのが、彼女の勤務先の上司で、田端氏演じる敏腕弁護士だった。ストーカーを撃退し、
「大丈夫だから、大丈夫だから‥‥」
こう言っておっぱいまる出しの美女を抱き締める田端氏の姿からは、強さと優しさがにじみ出ていた。ボディガードとして辣腕を振るう田端氏にとってはまさにハマリ役と言えよう。
「テレクラを題材にした作品では風俗評論家として出演したこともあったそうです」(芸能関係者)
そんな田端氏の近況について、知人男性はこう証言する。
「昨年、ある会合で顔を合わせた時は、“小池塾”に通っていると話していました」
今夏の都議選に向けて、30人規模の候補者擁立を目指す小池氏。彼女が主宰する政治塾「希望の塾」は、政治家を目指す者の登竜門という側面もある。
「田端氏は1月7日に行われた“選抜試験”にも出る意向を示していました」(前出・知人男性)
“ポルノ”俳優から都知事のボディガード、そして都議会のセンセイへ──。もし事実ならアサ芸としても応援したいところだが‥‥。
東京都に「知事をガードする」田端氏との関係について問い合わせると、
「東京都で雇用した事実はございません」(政策企画局総務部広報担当)
また小池百合子事務所も、
「弊事務所及び小池百合子氏のいずれも雇用契約を結んだことはございません」(代理人の弁護士)
と、「私設SP」の存在を否定するのだ。いったいどういうことか。田端氏を電話で直撃すると、
「選挙中にボランティアでボディガードをしていたのは事実ですが、現在はしておりません」
あらためて政界関係者に話を聞くと困惑顔で、
「確かに『小池さんの警護をしている』と、この耳で聞いたのですが‥‥」
2人の行方を、小池氏が“都民ファースト”で語る日は来るのだろうか。