これってホントに地上波なの!? この冬注目の深夜ドラマには、目を疑う過激描写が盛りだくさん。NHK朝ドラ出身の清純派女優2人が、深夜枠で競うように色香あふれる艶技を披露していた。
先攻はNHK朝ドラ「ウェルかめ」(09年放送)でヒロインを務めた倉科カナ(29)。「奪い愛、冬」(テレビ朝日系・金曜23時15分)では、婚約者がいながらも偶然再会した元恋人に引かれていくOLに扮し、第1話から艶モード全開なのだ。
「今日は激しくなっちゃうかも」
三浦翔平(28)演じる婚約者に、こう言って寝室で迫られる倉科。服を脱がされ、ベッドに押し倒されると、その攻めを満面の笑みで受け入れる。
一糸まとわぬ姿で激しく手足を絡ませ、もつれ合う2人。やがて男は、倉科の秘部が待つシーツの中へと顔を埋める。恍惚を帯びた倉科の表情からは、ねちっこい舌の動きが伝わってくるようだ。このカラミを経て、バックから攻められると、カメラは絶頂に達して赤らむ倉科の顔をアップで捉え続けるのだった。
「本格派への“脱皮作”にしたいという意気込みを感じます。また、もともとグラビア出身なので、肌の露出には抵抗が少ないのかも」(テレビ局関係者)
初回の視聴率は6.6%。1月27日放送の第2回は5.1%(いずれもビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録した。
「テレビをつける世帯が圧倒的に少ない深夜の時間帯では、大健闘と言えます」(前出・テレビ局関係者)
ドラマ解説者の木村隆志氏が本作の魅力を語る。
「この放送枠は、視聴者がお色気を期待する傾向が強いのですが、濡れ場だけでなく、ドラマで過剰に描かれるドロドロした人間関係や、ベタベタのストーリー展開が秀逸で、幅広い層に受け入れられそうです」
一方、昨年のNHK朝ドラ「とと姉ちゃん」での好演が光った吉本実憂(みゆ)(20)は、「クズの本懐」(フジテレビ系・水曜25時55分)で新境地に挑んでいた。
お互い意中の相手がいながら、“疑似カップル”としてふるまう高校生の危うい日常を描いた本作。第1話の冒頭から、2人は学校の階段を駆け上がり、たどりついた屋上で、何度も濃厚なキスを交わすのだが、そのあとも驚愕の濡れ場を連発。
体育館の倉庫では、乳房を揉みしだかれながら、白いレースのブラをまる出しにする。男の手がスカートの中に伸びると、
「あん‥‥」
と、か細いアエギを漏らす。さらにカラオケボックスでは、「舌を出して」と要求されるまま、「ぺちゃぺちゃ」と淫らな音を立てて舌入れキスに溺れていく。
だが、男の自宅ベッドでは攻めに転じて、
「勃ってる‥‥こう?‥‥アツい」
こんな淫語を放ちながら、彼の股間をイジり始め、手コキを繰り出すのだった。物語の上で吉本は「処女」の設定だが、
「毎回、“寸止め”の状況ですが、シチュエーションを変えて、飽きさせずに魅せる演出の興奮度は高い。“スキャンダル処女”の吉本さんの等身大の魅力が伝わってきます」(前出・木村氏)
春まで続くこの対決の模様は、寝不足を覚悟でチェックしてほしい。