人気漫画を実写化した映画「いぬやしき」の主人公を木梨憲武が演じることが発表された。同作は老人にしか見えない中年サラリーマンが宇宙人によって無敵のサイボーグに改造され、人類の危機を救うスーパーヒーローになるというストーリーだ。製作が発表されて以降、さえない主人公を誰が演じるのか注目されていた。
「やつれ加減やルックスのしょぼさなどから温水洋一を望む声が多かったんですが、結果的に木梨が選ばれました。さすがに温水では客を呼べないと判断されたのでしょう」(映画ライター)
さっそく木梨が演じる犬屋敷壱郎のイメージカットが公開されたが、評判は悪くないようだ。原作に比べると木梨のほうが髪の毛の量が多いこと、少し若くみえることの2点を除けばほぼイメージどおりとの意見が多い。
「中には『漫画を実写化した作品の中では初めてイメージ通りのキャストになった』という人もいます。近年、漫画の実写化がブームになっていますが『進撃の巨人』や『テラフォーマーズ』の実写はひどいありさまで、熱心なファンから大ブーイングを受けました。少なくともそれらに比べれば木梨はかなりマシということでしょう」(前出・映画ライター)
ただ、問題がないわけでもない。犬屋敷壱郎は肌が割けてさまざまな武器が出てくるサイボーグ。そのため服が破れて上半身が露わになる状態が多い。木梨の体が大きなスクリーンで見せられるものなのかどうか、それは今後の情報待ちになるだろう。