4月からゴールデンタイムへの進出が決定している「徳井と後藤と麗しのSHELLYと芳しの指原が今夜くらべてみました」(日本テレビ系)の、深夜帯通常放送が3月14日にオンエアされた。だが、奇しくもこの最後の放送回で、ゴールデン進出後の番組の不安要素が露呈してしまった。
「それは、番組の核となるゲストの人選です。この番組のメイン企画は“トリオTHE ○○な女”として、テーマに合うゲスト3名を迎えて比較していくというもの。今回も“トリオ THE アナログな女”として、大和田獏と岡江久美子の娘・大和田美帆と、女優の早見あかり、元日テレアナで現在はフリーの森麻季の3名が出演したんです。しかし、はっきり言って早見以外の2名は知名度も関心も低い。確かに同じテーマでくくれるタレントを毎回3名探し出すのは大変でしょうが、知名度の低いタレントの素顔を暴露と言われても、そもそも興味を持つ人がどれだけいるでしょうか」(テレビ誌ライター)
確かに同番組は苦し紛れなのか、スケジュールも押さえやすくNGトークのハードルも低そうなタレントが度々キャスティングされてきた。しかし、ゴールデン帯の放送ともなれば無名のゲストやフリーアナ頼みのキャスティングでは心もとない。さらに、そんな微妙なゲストが出演することの弊害が、他にも出ていると、続けて話す。
「物足りないゲストを補うためなのか、徳井義実、後藤輝基、SHELLY、指原莉乃という豪華なMC4人を起用して番組をなんとか盛り上げようとしていますが、目に付いてしまうのがMC陣の内輪ネタの乱用です」
その代表格が、CM前に“明日のネットニュースを騒がせる衝撃写真!”などと煽っては出てくる、後藤のダサい頃の過去写真ネタ。今回の放送でも、後藤の幼少期のイケてない写真が登場した。
「写真ネタ自体は最初こそ面白かったのですが、多用しすぎて視聴者も飽き飽き。ネタ切れ感がハンパない。スマスマの後番組『ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてズレてる?』(フジテレビ系)も大惨敗の後藤にとっては、今回が正念場。このままゴールデン帯でもゲスト探しが難航し、本筋のトークも盛り上がらないとなれば、早期打ち切りとともに後藤の評判も急降下することも‥‥」(前出・テレビ誌ライター)
ゴールデン進出でどれだけのゲストをキャスティングできるか。くれぐれも番宣だらけの番組にならないことを願いたい。
(稲垣まゆう)