芸能

フット後藤輝基、「今夜くらべてみました」後番組残留はゴールデン失敗時の保険?

 バラエティ番組「今夜くらべてみました」(日本テレビ系)が4月からゴールデンタイムに進出するにあたり、これまでの歴史を振り返る「深夜最終回!!5年間の歴史を一気見SP」が3月28日に放送された。ここでは過去215回の放送から名シーンが掘り起こされたが、テレビ誌のライターはゴールデン進出が失敗することを確信したと語る。

「深夜番組のゴールデン進出では、深夜ゆえの過激な演出が抑えられた例は珍しくありません。この『今夜くらべてみました』でも、過去には相当トガった演出に挑戦していたことが浮き彫りになった形です。たとえばMCの徳井義実らが水着グラドルを間近でなめるように観察したり、無名のタレントを大きく取り上げる演出はゴールデンタイムでは無理があるでしょう」

 特に注目したいのは、「今夜くらべてみました」が果敢に無名タレントを起用していた点だ。今回のスペシャルでも水沢アリーが同番組でテレビ初出演したと語っていたほか、お笑い芸人の平野ノラも無名時代から出演。また“ぺえ”や“ゆうたろう”といった原宿系のカリスマ店員や、超セレブ大学生のSHOUTAなど、世間的には無名の一般人も積極的に取り上げていた。

「日本テレビでは番組の企画書を作るとき、タレント名を書かずに企画内容で勝負するとか。だからこそ無名かつトガった人材を起用できたのかもしれません。しかしゴールデンに進出しても同じ体制を続けられるのかは疑問。番組ファンとしてはその姿勢を貫いてもらいたいですが、そこに視聴率がついてくる保証がないのもまた現実です」(前出・テレビ誌ライター)

 ちなみにMCの後藤輝基は「今夜~」の火曜深夜枠で後釜番組となる「ウチのガヤがすみません!」でもMCを務める。同番組に多数のガヤ芸人(無名芸人)が登場することから「今夜~」の特色を引き継ぐ形になるのか。もしかしたらゴールデン進出に失敗した「今夜~」が同枠に戻ってくることを見越した代打的な番組になるのかもしれない。

(金田麻有)

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