ただ脱げばいいってもんじゃない──。モデルやアイドルが雑誌の表紙を水着姿で飾ることが多くなってきた昨今、グラビアが本職の美女たちも“群雄割拠”のグラドル界で、目の肥えたファンをうならせるにはなみなみならぬ努力と創意工夫が必要のようで‥‥。シチュエーションから、身につける衣装まで、アノ手コノ手で目を引く“奇抜グラビア”を証言を元に大研究!
3月31日に発売された橋本マナミ(32)の最新写真集「流出」(ワニブックス)。その帯に、
〈橋本マナミ、盗撮!?〉
と記されているように、全編が「盗撮写真」で構成された異色の一冊だ。ページをめくると、街角パンチラや楽屋の着替えシーンなどで無防備に肢体をさらし、生々しいエロスを醸し出していた。
圧巻は銭湯の場面。脱衣から入浴、体を洗う様子まで克明に激写されているのだが、他の入浴客の一部は、ヘアや乳首がバッチリと写っているため、「本物の盗撮」と目を疑うほどだ。
エロ写真評論家の下関マグロ氏が絶賛する。
「1枚の写真に何度も見入ってしまう、そんなお楽しみが随所に詰まっていて、何回でもオカズにできる。特に銭湯の場面では、女体で女体を隠すなんて、考えた人は偉いね(笑)」
正統派とは一線を画す「奇抜グラビア」で、ファンを魅了するのは、橋本に限らない。
グラドルの松嶋えいみ(24)が、最新DVD「テレパシー」(竹書房)で着用した“奇抜衣装”は、なんと肛門から秘貝ギリギリまでの部分だけがシースルーになっており「尻ワレメ見せ」仕様になっている。Tバック水着に比べて肌の露出面積は少ないが、よつんばいになって棒キャンディーを舐める挑発ポーズと相まって、衣装の卑猥さを際立たせている。
今年1月に発売されたDVD「恋のリポート」(イーネット・フロンティア)で、倉持由香(25)がまとった衣装はさらに衝撃的だ。赤い水着の股間部分だけが肌色になっていて、パッと見は「肌が出てしまっている」印象を受ける。当人に話を聞くと、
「確かに大事な部分が出ているように見えるので、衣装を渡されて、初めはビックリしました。でも、アイドルグループのメンバーや、モデルとグラビアを両立される“モグラ女子”の方たちが手ブラなどの思い切ったグラビアに挑戦する中で、アイデア勝負の衣装や見せ方が大事だと思っていました。純粋なグラドルとして、いかにファンを魅了し続けていけるか、いつも真剣に考えています」
これまで14枚のDVDとソロ写真集3冊をリリースした倉持は、
「やはり、しだいにネタ切れになるので、創意工夫をして、いろんなものに挑戦しています」
こんな事情を抱えながらも、週刊誌のチェックを欠かさないなどグラビアの研究に余念がないという。そんな倉持が、3月5日に自身のブログにアップした写真が話題を呼んでいる。そこで着ているのはホルターネックのグレーのセーター。脇から腰、背中にかけて大きなスリットが入っていて、横乳がまる見えなのだ。倉持が「例のセーター」と紹介した衣装は、ネット上では「童貞を殺すセーター」とも呼ばれている。
「もちろん、自分で買いました。何が話題になるか、常にアンテナを張っていて、衣装も集めています。写真についてはご好評をいただき、アメブロのアクセスランキングでは、グラビア部門で3日連続1位でした」(倉持)
最後に、スケスケ衣装にとことんこだわった「シースルー写真展」をプロデュースし、自身もグラドルとして活動する鎌田紘子(年齢非公開)は言う。
「着ているのに肌が見えていて、なおかつ、かわいさにエロさがプラスできるシースルーにスポットを当てました。単なる過激さではなく、そこに何かおもしろみのあることを加え、自分たちの個性を出せていけたら、という思いがあります」
見せ方は違えど、グラビアへの愛情は一様に熱い。