いつも街に歌があふれていた──。そんな時代を象徴する宇多田ヒカルや中森明菜の復活は、昨年末の音楽シーンに大きな刺激を与えた。ただ、大ヒットを放ちながら、その姿を見ることが少なくなった歌姫たちも数多い。
・ZONE 代表曲「secret base~君がくれたもの」(01年)
北海道在住の「バンドル(バンド+アイドル)」として注目され、紅白にも3年連続で出場。実は13年までZONEは存在していたが、最後に在籍したのはMAIKOただ1人。
・宇徳敬子 代表曲「まぶしい人」(93年)
「B.B.クィーンズ」や「Mi-Ke」の在籍を経て、93年にソロデュー。全盛を誇ったビーイング系を象徴する存在に。現在は活動規模を縮小し、配信シングルが中心。
・伊藤由奈 代表曲「ENDLESS STORY」(05年)
デビューから映画「NANA」や「海猿」の主題歌に起用され、立て続けに大ヒット。11年夏から国内の活動を終了させ、現在はロサンゼルスで地道なライブ展開をしている。
・八反安未果 代表曲「SHOOTING STAR」(99年)
約20万人のオーディションから選ばれ、レコ大の最優秀新人賞も獲得したシンデレラガール。近年は歌手活動よりも過激なグラビア展開のほうが目立っている。