4月15日スタートの「おしゃべりオジサンと怒れる女」(テレビ東京系)でMCを務め、これが11本目のレギュラーとなった坂上忍(49)。切れ味鋭いトークの“攻撃力”は抜群で、別番組では、逆鱗に触れた元子役タレントが「映像カット」の憂き目にあったという。
毎回設定されたテーマに沿って、タレントや識者が討論を行うバラエティ「好きか嫌いか言う時間」(TBS系)で“お蔵入り事件”は勃発した。番組関係者が明かす。
「その回の収録は、過去に事件を起こして謹慎もしくは引退した芸能人が集まり、芸能記者とトークをするという設定でした。矢口真里さん(34)が、4年前のスキャンダルに触れ、当時発生した違約金について『まだ払い終わっていない』と告白するなど、スタジオは大盛り上がりでした。3月上旬のことです」
矢口以外の有名人も、次々と過去に起こした不祥事の真相を暴露して収録は白熱。そこに水を差してしまったのが、「ケンちゃん」シリーズ(69年~)で天才子役として注目された宮脇健(55)だという。
「皆さんが懺悔していく流れの中で、宮脇さんが人気絶頂の子役時代のエピソードとして、スタッフの人にいろんな店に飲みに連れていかれたという話をしたんです。小学生なのに銀座のクラブに行ったとか、その後の“転落人生”を語るうえでも、重要なネタだったのですが‥‥」(前出・番組関係者)
坂上の対応は手厳しかった。
「それは違う!」
「笑えないから」
「そんなの全然おもしろくないから」
「聞きたくないから」
続けざまにこんなセリフで宮脇をブッタ斬り、“ガチ喧嘩”を仕掛けると、場の空気は一変した。
「坂上さんの隣に座る和田アキ子さん(67)も、真顔で『そんな話をいまさらされても‥‥』とキレていました。とてもバラエティ収録の雰囲気とは言えない状況になってしまったんです」(前出・番組関係者)
その不安は的中する。4月3日にオンエアされた番組の映像を確認すると、宮脇の発言は全てカットされ、画面の隅に小さく映る程度だった。
坂上の怒りのワケについて、芸能関係者はこう推察する。
「今や一流の売れっ子タレントになった坂上も子役出身。ケンちゃんと同じ“元子役”というくくりで見られるのがイヤだったんじゃないか。また、現在も子役の育成に情熱を注いでいるので、子供の飲酒の話に激怒するのも納得できる」
心配なのは、せっかくの「出番」を失った宮脇だ。
「打ち合わせどおりに話した宮脇さんには何の落ち度もないのに、収録後はかなり落ち込んでいました。もしオンエアを観られたら、どんな心境だったか‥‥。心が痛みます」(前出・番組関係者)
ノーカットで、“後輩子役”に一矢報いてもらおうと、宮脇の所属事務所に取材を申し込んだが、回答は得られなかった。リベンジに期待したい。