4万人ものオーディションを勝ち抜き、白石まるみ(54)は「ムー一族」(78年、TBS系)で芸能界に羽ばたいた。そして近年は、意外なギネスに力を入れている。
──今をときめく坂上忍の元カノだったことが最近になって発覚!
白石 彼が司会の番組で、松本伊代ちゃんにバラされちゃいましたね(笑)。しーちゃん‥‥あ、坂上君のことはそう呼んでいたんですけど、「風の中のあいつ」(84年、日本テレビ系)というドラマで共演したことがきっかけ。私のほうが5つ上だったこともあって、公表してなかったんです。
──そのドラマが渡辺徹と榊原郁恵の結婚のきっかけになったことは有名ですが、ひそかに「もう1組」が潜航していたんですね(笑)。さて、デビューは、久世光彦氏の斬新な演出が光った「ムー一族」というドラマ。居酒屋の女将の妹役でした。
白石 後半は月に1回は生放送でやっていましたし、金沢まで郷ひろみさんなどと全員で乗り込んで、舞台から生中継もありましたよ。
──その中でも印象的なシーンは?
白石 私、ベイ・シティ・ローラーズの熱狂的なファンだったんです。そしたら屋台のシーンで、ボーカルのレスリー・マッコーエンが、そこを通りかかるというためだけに出演して。私、まさか本物と思わず、わかった時は「ギャーッ」と叫んでいました(笑)。
──大ヒットした「スチュワーデス物語」(83年、TBS系)にも、堀ちえみらと同じ客室乗務員役で出演。
白石 あのドラマでは不思議なことが多かったですよ。なぜか私を除いたメンバーが次々と盲腸にかかったり、全員の家のポストや新聞受けにキューピー人形が置かれていたり。
──キューピー人形?
白石 そうなんです。高樹澪は車のワイパーに挟まっていたというし、堀ちえみだけ被害がないと思っていたら、ホリプロの寮の庭にあった雪だるまが溶けて、その中に無数のキューピーが出てきたって(笑)。
──ちょっとしたホラーですね。ところで最近、娘でタレントの守永真彩と組んで、いろんなことに挑戦していますね。昨年は若手芸人の登竜門である「キングオブコント」にも出場。
白石 残念ながら1回戦で落ちちゃいましたけど。予選の2分間で人を笑わせるってすごいことなんだなと思いました。
──その前年、15年には同じく娘と組んで、五十路を超えてのセミヌードにも取り組んでいました。
白石 芸能界の母娘でセミのグラビアって今までいなかったでしょ? そういう「芸能界史上初」を狙えるのなら、年齢的にもギリギリ大丈夫なところでやってみようと決意しました。
──撮影当時は52歳ですが、果敢に母娘で「手ブラショット」にも挑んでいたし、年齢を感じさせない若々しい肌ツヤ!
白石 娘とは28歳の差だけど、彼女のほうがグラビアは専門だから、谷間の寄せ方とか教わって、キャーキャー言いながら楽しんでいました。そのグラビアが載った翌週には私の単独のページが組まれたんですよ。
──アサ芸でも、ぜひ!