2018年公開予定の映画「検察側の罪人」にて、元SMAP・木村拓哉と嵐・二宮和也が共演するとして大きな注目を集めている。監督を務める原田眞人によると、2人の起用は以前から考えていたという。
「監督は、木村の起用に関して『(映画の)世界観にぴったりはまるのは木村拓哉だと思った』『いつか一緒にフィルム・ノアールをやりたいと思っていた』と説明。また二宮に関しては、『「硫黄島からの手紙」以来、ずっと狙っていた』と、2006年に彼が出演したハリウッド映画の熱演が起用のキッカケだったと語っています」(映画ライター)
そんな「硫黄島からの手紙」といえば、二宮はオーディションによって重要な役を勝ち取っている。当初、その役は30代後半という設定だったものの、彼の演技を見た監督のクリント・イーストウッドは「類まれなる才能」と絶賛し、二宮のために台本を書き換えて起用した。
しかしこの時、大きな屈辱を味わったのが先輩の木村だったという。
「『硫黄島からの手紙』の時、実は木村もオーディションを受けていたのです。しかし彼が狙っていた役は、後輩の二宮が勝ち取り、木村は落とされてしまった。するとその屈辱からか、当時の木村は仕事場で、かなりのピリピリムードになっていたとも言われています。そのため今回、因縁の二宮との共演が実現したことで、木村は“今度こそ負けられない”とばかりに、現場が一触即発の空気に包まれる可能性があるのです」(前出・映画ライター)
映画やドラマの現場では、共演者との間でいつも独特の緊張感を漂わせるという木村。今回は、11年前のリベンジということもあり、二宮と激しい演技バトルが繰り広げられることになりそうだ。