5月14日に放送された「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)に脳科学者の茂木健一郎氏が出演した。
同番組で茂木氏は「日本のお笑いは終わってる発言で大炎上しちゃった先生」として、今年3月にツイッターで繰り広げた“お笑い業界批判”を謝罪。
「上下関係や空気を読んだ笑いに終始し、権力者に批評の目を向けた笑いは皆無」とお笑い界を批判していた自分を「妙な正義感を振りかざす面倒くさいヤツだった」として反省の弁を述べた。
有吉弘行や松本人志、太田光らお笑い界のビッグネームから反発を受けていた茂木氏がケジメを付けた形だが、同番組を巡り、異論が続出している。
「茂木さんへの集団リンチのような内容でゲンナリしましたよ」と語るのは芸能ライターだ。
「生徒役のオードリー若林、東国原英夫、吉村崇、銀シャリ橋本らによるキツい言葉での吊し上げに終始する番組でした。見ていて気持ちのいいものではありませんでしたね」(芸能ライター)
同番組について「失敗した人物に優しい『しくじり先生』はどこに行ったという内容で衝撃的でしたね」 と語るのは放送作家。
「まさにお笑い界の“上下関係や空気”を読んで茂木さんをボロクソに叩いていて、皮肉にも『日本のお笑いの悪い部分』が凝縮されていました。これでは今後、茂木さんが提起した議論が再燃してしまうのではないでしょうか」
今回は番組自体がしくじってしまったのではないか──。
(白川健一)