竜王戦の決勝トーナメントに歩を進める中学生棋士の藤井聡太四段。竜王戦6組優勝で、プロになって初の賞金90万円をゲットしたが、中学生の彼が棋士として手にする収入が気になる人も多いようだ。
「プロ棋士は将棋連盟からの基本給がありますが、藤井四段のようなプロ成り立てのランクでは月に15万円ほど。さらに対局のたびに対局料が入ります。また、藤井四段は公式戦以外に羽生善治三冠との非公式の対局なども行なっていて、現在のところ月収は50万円くらいではないでしょうか」(スポーツ紙記者)
中学生としては破格の年収だ。しかも、この金額でいるのも最初だけ。今後、夢のような年収へ駆け上っていくことは容易に想像がつく。
「竜王戦にしても、6組で優勝したので次の5組への昇級は確定していますから、来年の賞金額が上がります。それどころか、決勝トーナメントで勝ち続けて竜王に挑戦となれば、優勝できなくても1組に昇級。高い賞金額のクラスで勝負できることになりますから、収入アップは間違いないでしょう」(前出・記者)
公式戦の中で最も賞金額の高い竜王戦。もし勝ち続けて竜王に挑戦すれば、負けたとしても敗者の賞金は1590万円。優勝するようなことにでもなれば、賞金4320万円が転がり込んでくる。ちなみに、羽生善治三冠の賞金と対局料は通算で27億円を超え、16年度の獲得賞金は9150万円だという。藤井四段の快進撃はどこまで続くのか。どれほどの賞金を獲得してゆくのか。今後の活躍から目が離せない。
(伊藤その子)