天才棋士・藤井聡太四段が30連勝をかけて臨んだ7月2日の対局は、日本中が注目する大一番となった。11時間以上におよぶ熱戦は、相手の佐々木勇気五段に軍配があがったが、「藤井フィーバー」は冷めるどころか、ますます過熱するばかりだという。
「歴代の連勝記録にならんだ6月21日からテレビの情報番組は“藤井一色”。このメディア露出を広告宣伝費に換算すると、62億円以上という試算も出ています」(広告代理店関係者)
スーパー中学生の快進撃は、「フジイノミクス」ともいうべき経済効果をもたらした。
「藤井四段を表紙に起用した将棋雑誌は書店の店頭に並ぶや即完売。クリアファイルや扇子といった公式グッズも相変わらずの品薄状態が続いています。また、将棋連盟が運営している一部有料のモバイル会員に入会希望者が殺到しており、藤井四段が将棋界にもたらした恩恵ははかり知れません」(将棋ジャーナリスト)
フジイノミクスは将棋界の外でもそのパワーを存分に発揮。藤井四段の虜になった老若男女もしくは、自分の子を藤井四段のように育てたい父母がリュックや財布といったグッズや、彼が幼年期に影響を受けた書籍など“ゆかりの品”を爆買いしているのだ。また意外なところでは、外食産業や他の業界にまで“藤井効果”が波及しているという。
7月10日発売の「週刊アサヒ芸能」(7月20日号)では、フジイノミクス現象の全貌を総力取材。経済効果を分析するとともに、藤井四段の素顔や嗜好がうかがい知れる特集記事を組んでいるので、ぜひチェックしていただきたい。